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「まちづくり支援型自動販売機」を設置しました ~㈱まちづくり寄居の小さな取り組みによる意義ある大きな一歩~

皆さん、こんにちは。以前にもご紹介しましたが、寄居町は現在、寄居駅南口を中心に、内閣総理大臣の認定を受け、「中心市街地活性化事業」に取り組んでいます。認定を受けた当時は、全国の『町』で最初の事例で、町にとっても長年の懸案であった駅南地区の整備にようやく着手することができました。計画期間(5年)の4年目を迎えた今年度は、駅前広場の整備が進み、環状式交差点(ラウンドアバウト)が一部供用開始となるなど、順調に整備が進んでいます。

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中心市街地活性化事業とは

そもそも“中心市街地活性化事業とは?”と感じる方も多いと思います。そこで、もう一度簡単にこの事業について確認をし、共有したいと思います。
「中心市街地活性化事業」とは、活気あふれるまちづくりを重点的に支援する法律『中心市街地活性化法』に基づき、内閣総理大臣の認定を受けた市町村等が実施する総合的なまちづくり事業です。
本来、中心市街地とは、商店街などの商業機能に加え、居住機能、公共機能、文化娯楽機能の他に、歴史的建造物・公園等の様々な都市機能が集積し、その都市を特徴付けているものでした。
しかし、車社会の急速な進展に伴い、居住や消費の郊外化が進んだ結果、多くの地方都市において、“中心市街地の空洞化”が深刻化しています。寄居町においても、例外ではなく、居住人口の減少・高齢化、歩行者通行量の減少、空き店舗の増加等により中心市街地のにぎわいが失われています。そのような背景から、中心市街地の再生に向けた取り組みを進める必要があり、平成30年度から本事業を推進しています。

株式会社まちづくり寄居

事業の認定にあたり、必要となるのが「まちづくり会社」であります。株式会社まちづくり寄居は、寄居町や地元企業、商工会、金融機関などの共同出資により設立された各種まちづくり事業を展開している官民の両側面を持ち合わせた会社で、寄居町商工会とともに中心市街地活性化協議会の設置主体となり、構成員である寄居町、住民、民間事業者等とともに、総合的なまちづくりに寄与しています。

中活協議会

「まちづくり支援型自動販売機」を設置

まちづくり寄居では、今年度から強化している自主事業の一環として、「まちづくり支援型自動販売機」を、七代目松本幸四郎別邸跡地『雀宮公園』と鉄道3線が乗り入れる『寄居駅』の跨線歩道橋の2か所に設置しました。まちづくり寄居は、町から『都市再生推進法人』に指定され、行政の補完的機能を担いうる団体として認められていることから、町が管理する土地等への設置が可能となっています。
今回設置した「まちづくり支援型自動販売機」の売り上げの一部は、中心市街地活性化事業などの「まちづくり事業」に活用していく予定です。
また、地震などの災害発生時には、飲料を無償で供給する災害対応型の自動販売機になっており、災害対策としての機能も期待され、災害に強いまちづくりにも一役買っています。今後も順次設置を進めていく予定であり、皆さんにご利用いただくことで、地域でお金が回り、ひいては寄居のまちづくりに貢献できるというサイクルとなっています。今回の取り組みは、小さい取り組みながらも、今後のまちづくり事業の展開への“大きな一歩”ととらえています。これを機に、さらに多くの事業を積極的に展開していきます。

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専務取締役の荻野真仁さんのコメント

自動販売機を利用していただくことで、気軽にまちづくり活動に参加できるので、たくさんの方にご利用いただきたいと思います。また、災害対応型の自動販売機になっているので、有事の際には、被災者支援などの一助になればと考えています。

町では、株式会社まちづくり寄居を中心市街地活性化事業の一翼を担う重要な団体であると認識していますので、今後も、商工会とともに連携し、事業に取り組んでまいります。

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