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温まる「風布」~無人販売の駄菓子屋さん~

寄居町の「風布地区」は、自然が豊かで、春は梅や桜、山の緑に彩られ、夏は川遊びやBBQを楽しむ方が多く訪れ、秋は紅葉やみかん狩りシーズンを迎え、冬は澄んだ空気の中で一面の星空がより一層奇麗に見られるなど、寄居町を代表する観光スポットとなっています。また、国から名水100選に選ばれた「風布川・日本水(やまとみず)」の水汲み場には一年を通して人が訪れます。

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そんな自然味あふれる風布に、新しい魅力として「駄菓子屋」が加わりました。
「日本の里 風布館」を運営する田島さんの発案により、「日本の里 観光案内所」にて10月にオープンしました。

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子どもの頃、駄菓子屋さんで駄菓子を買ったり、くじで当たりを引いたなど、懐かしい思い出がある方も多いかと思います。今では、寄居町内に駄菓子屋さんがなくなってしまいましたが、今の子どもたちにも、昔ながらの駄菓子屋を楽しんでもらい、笑顔になってもらえたら。という思いから始めたそうです。

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驚くことに、この駄菓子屋は、無人販売で営業しています。賽銭箱が設置されていて、そこにお金を入れてもらうシステムになっています。

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ここでの収益はスポーツ少年団や孤児院に寄付されており、これまでに集まった金額は約10万円ほどだそうです。駄菓子の値段は定めていますが、
駄菓子の売れた数よりも売上額の方が大きいということで、訪れた方の取組に協力したいという気持ちに心が温まります。

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こういった取り組みは、田島さんを始めとした、人の気持ちの温かさの上に成り立っていて、訪れた人の誰もが笑顔になる場所づくりとして、町がまちづくりを行う上でも勉強になる部分が多いと感じます。

風布館を運営し、この取り組みの発起人である田島さんは、「日本の風情がある風布に、子どもたちが笑顔になれる場所を少しでも多く提供していければと思っています。」と話してくれ、今後の取り組みにも期待しています。

風布は、冬でも多くのハイキングのお客さんや、サイクリングのお客さんが訪れますが、1年を通して見ると、お客さんが減少する時季になります。

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寒い冬ですが、こういった魅力的なスポットがありますので、これを機会に一度訪れてみてはいかがでしょうか。駄菓子屋が初めての子どもも、昔を懐かしむ大人も楽しめる空間が待っています。心が温まる風布に是非お越しください。
お越しの際は、日本の里 風布館にも是非お立ち寄りください。温かい手打ちうどんを用意した気さくな店主が出迎えてくれます。

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【営業時間】

 9:00~17:00

 
【定休日】

水曜日


【場所・アクセス】

○寄居側からお越しの方

寄居風布ICで下りて道なり300mほど先に旧分校校舎があります。その手前の右側

○秩父側からお越しの方

寄居風布ICで下りて、突き当りを右折。200m先の右側

※有料道路について、寄居側からお越しの方は無料区間になります。

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【問合せ】

日本の里 風布館 048-581-5341

寄居町商工観光課 048-581-2121


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