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令和5年度を振り返り ~まちづくりは新たなステージに~

3月末を迎え、今年度も残りわずかとなりました。寄居まちづくりNOTEもプロモーション戦略課が担当するようになり1年が経とうとしています。プロモーション戦略課では、昨年度末に完了した中心市街地活性化基本計画事業により整備した施設等を活用し、官民が連携し新たな賑わいを創出を行いながら、コロナ禍から脱し通常規模となった伝統的なまつりの開催や観光PR、さらには広報や公式ホームページの刷新、SNSの充実など行ってきました。そのプロモーション戦略課の1年を振り返ります。

寄居駅南口駅前拠点のオープン

4月29日に、中活基本計画によって整備した寄居駅南口駅前拠点(Yotteco・YORIBA)がオープンしました。オープニングイベントでは、寄居町出身の馬場俊英さんのライブや市街地の山車のお披露目、ランバイクイベントなど、5,000人近くの方に来場いただき、観光案内や移住定住相談、カフェや物販とともに、多くのイベントが行われる賑わいと回遊の拠点として、新たな寄居町の顔が誕生しました。

北條まつりが4年ぶりに通常開催

5月21日に第62回寄居北條まつりが開催され、約500人の武者たちが、新たに整備された中央通り線から玉淀河原へとパレードし、玉淀河原で攻防戦を繰り広げました。北條食の陣も同時開催され、4年ぶりの通常開催を待ちわびた大勢の来場者で賑わい、駅前や玉淀河原や遊歩道などの整備された施設などにより、伝統的なまつりに新たな魅力が加わりました。

YottecoにF1マシンがピットイン

6月24日、25日に、本田技研工業(株)埼玉製作所の協力のもと、「レッドブル・レーシング・ホンダ」のF1マシンとパワーユニットをYottecoに展示しました。間近で本物のF1マシンを見ることができる貴重な機会とあって、2日間で約7,000人もの多くのファンが訪れました。会場のYottecoには長蛇の列ができ、初めて寄居を訪れたファンもたくさんおり、関係人口の創出につながりました。

動画コンテストの開催

7月6日から12月15日までの期間、寄居町のファンを獲得するためのあらたな取り組みとして、町の魅力を動画で表現する「寄居町シティプロモーション動画コンテスト」を開催しました。「YORIIでステキ」をテーマに、誰かに伝えたい寄居の表情を1分の動画に込めるコンテストには、町内外から63作品の応募があり、最優秀賞1作品、優秀賞5作品を選出し、令和6年2月17日に表彰式を行いました。優秀作品は、新たな町のプロモーションに活用していきます。

寄居玉淀水天宮祭開催

8月5日に寄居玉淀水天宮祭が開催されました。5艘の舟山車と花火の競演は、関東一の水まつりの名にふさわしい、夏の夜のひとときとなりました。会場の玉淀河原や正喜橋通りなども多くの来訪者で賑わい、2年に渡る中止と昨年の無観客での実施をへて、4年ぶりに通常開催された花火に見入る方々の姿が印象的でした。

広域連携による観光振興

寄居町では、町単独ではなく広域で連携し、新たな関係人口・交流人口の増加を目的とした、複数の自治体との広域な観光振興に取り組んでいます。秋には北条氏にゆかりのある12市2町が連携した『北条五代観光推進協議会』によるデジタルスタンプラリーの開催や、東武東上線の沿線6自治体と東武鉄道による『東武東上線沿線サミット』ではフォトコンテストを行うなど、積極的な広域観光事業を展開しました。PRの効果は単独での事業実施よりも大きく、他の広域連携協定も含め、今後も積極的に事業へ参画し、町の知名度向上を図っていきます。

Yottecoが2023年度グッドデザイン賞受賞

寄居駅南口に建つ寄居駅南口駅前拠点施設「Yotteco」が2023年度グッドデザイン賞に選定されました。その特徴的な外観デザインはもちろん、地域住民の憩いの場、来訪者をもてなす場、「集う」「憩う」「交わる」場として自然に人々が交流できる「拠点」としての空間デザインが高い評価を受けての受賞となりました。

美しい紅葉と美しい写真

寄居の秋の紅葉スポットといえば、今は雀宮公園が一番のオススメです。市街地に位置するためアクセスもよく、大きいものは20メートルはあろうかというモミジが魅力的です。今年度はその紅葉ハイライトの時季に合わせ、4日間にわたりライトアップを行いました。七代目松本幸四郎別邸跡地である雀宮公園の品格に合わせアンバーの色調としたLED照明に照らされた園内は、まさに息をのむ美しさ。3日目には、株式会社まちづくり寄居の協力のもとキッチンカーが集まる「もみじ市」が行われ、官民が連携した新たなイベントとして、たくさんの来訪者の方にお楽しみいただきました。
また、11月25日にはフォトグラファーの櫻子さんをお招きし、スマートフォンを使った写真教室を開催しました。参加者の皆さんが普段から使っているスマートフォンから紡ぎ出された作品は幻想的な雰囲気で、「魔法のフォトテクニック」を楽しく学んでいただくことができました。

寄居町オリジナル手帳発行 ふるさとパンフレット大賞「地域活性化センター賞」受賞

町のオリジナル手帳「YORII TOWN DIARY&ORIGINAL NOTE」は2024年で6冊目の発行となりました。町の日常を美しい写真と筆文字で綴り、御朱印を張ることができる仕様としました。
また、2023年版の「YORII TOWN DIARY&ORIGINAL NOTE」が一般財団法人地域活性化センター主催の、第11回ふるさとパンフレット大賞「地域活性化センター賞」に選ばれました。審査員からは「ダイアリーと掛け合わせた広報誌という発想が何よりも素晴らしい。しかも季節それぞれの瞬間を切り取った写真と日記帳のコンビネーションが秀逸」との評価をいただきました。

広報よりい表紙リニューアル

令和6年1月より「よりいCOLORS」をテーマに表紙をリニューアルしました。ダイアリーとも共通のプロモーションイメージを持たせ、毎月のテーマカラーにより、様々な寄居の日常の表情を表現しています。

令和5年度ふるさとづくり大賞 地方自治体表彰受賞

昭和58年度から毎年実施され、ふるさとづくりへの情熱や思いを高め、豊かで活力ある地域社会の構築を図るために、全国の団体や個人を表彰する「ふるさとづくり大賞」。令和4年度までにハード事業を完了した中心市街地活性化事業が、50年来の懸案であった中央通り線やYottecoなど寄居駅南口の整備と合わせ、官民連携による新たな賑わいの創出へ向けた取り組みと今後の発展性が評価され、今年度の地方自治体表彰につながりました。今後も引き続き中心市街地の活性化とともに関係者の皆さんの協力のもと、官民連携による賑わいの創出をめざしたまちづくりを行っていきます。

ARアプリ「風雲Yotte GO!謎解き寄居町 鉢形城攻防戦」配信開始

3月15日からAR・VR技術を活用した観光アプリ「風雲Yotte GO!謎解き寄居町 鉢形城攻防戦」の配信を開始しました。鉢形城跡や市街地での籠城戦ゲームや宝探し、観光スポットの紹介など充実のコンテンツとなっています。また、鉢形城歴史館での解説補助機能として、グラフィックの音声化や多言語化など、デジタル技術を活用し、どなたでも使いやすく、多くの方に楽しみながらまちなか回遊をしていただけるつくりとしています。
今後も順次コンテンツの充実をはかり、賑わいの創出を担う新たなツールとして活用していきます。

ひとえに「まちづくり」と言っても、建物や道路の整備だけではありません。また、行政だけでなく官民が連携してまちづくりを行っていくことが必要となります。今ある資源を活用し、官民が連携しながら継続的に事業を行っていくことが重要であり、イベントなどのリアルとともにバーチャルによるまちづくりも組み合わせて実施することで、まちづくりは新たなステージに入っています。
令和6年度もプロモーション、中心市街地活性化、観光の各方面から、皆さまのお力を借りながら、寄居町を盛り上げていきます。

担当 プロモーション戦略課


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