釣りのメッカ円良田湖
本格的な寒さを感じるようになり、暦の上では師走が迫ってきました。寄居町では、11月の下旬を迎えると、みかん狩りや紅葉が絶好のシーズンとなり、町内外から多くの観光客が訪れます。今回は、冬のアクティビティを満喫できるスポット「円良田湖」を紹介します。円良田湖は、寄居町と美里町にまたがる灌漑用の人造湖で、現在は、農業用水として利用されています。湖の周囲は約4km、湖面積は約11万㎡、湖面標高は156mで、周辺には鐘撞堂山をはじめとする豊かな自然に恵まれているため、春には新緑、秋は紅葉などの美しい景観をお楽しみいただけます。
地域住民やハイカーたちが憩いの場所として立ち寄る円良田湖の楽しみ方の一つが「釣り」。円良田湖は、年間を通じてヘラブナの釣り場として有名ですが、11月1日からワカサギ釣りが解禁されます。円良田湖は寄居町観光協会が管理・運営しており、稚魚の飼育や放流を行っています。釣り人は11月のワカサギ釣りの解禁を心待ちにするほど、ファンにとってたまらない魚釣りスポット。爽やかな秋晴れの中で行うワカサギ釣りは格別です。
ワカサギは体長10cm〜15cmほどで、冷たい水に強く、厳しい寒さの中でも動き回ることができるのが特徴です。名前の由来は、ワカ=「幼い」とサギ=「小魚」からきているとか。漢字では「公魚」と書き、その由来は霞ヶ浦や北浦の一部を治めていた麻生藩が江戸幕府11代将軍徳川家斉公に年貢として納めたことから、公儀御用の魚として「公魚」となったと言われています。
今回、ワカサギ釣りの様子を当課の職員「タク」が挑戦し、その様子を動画配信サイトYoutubeで公開しています。
こちらの動画では、釣り初心者のタクが観光協会の職員の指導を受け、2時間弱で50匹釣ることができました。ポイントを掴めばどなたでも簡単に釣ることができるワカサギ釣りでは、多点掛けを使用し、釣り糸に針が複数付いているため、一回の引きで何匹も釣りあげることができるという、他では味わうことができない楽しみ方があります。当職員のタクは1回で最大4匹でしたが、多い人では、8匹も食いつくことがあるとのことで、皆さんもぜひ挑戦してみてください。
円良田湖は南北に広いため、桟橋やボートなど数多くのポイントから自分だけの場所を選び、ゆったりとした時間の中でお楽しみいただけること間違いなし。ワカサギ釣りは例年2月末頃まで行えるそうです。子どもから大人まで楽しむことができるワカサギ釣りを、この冬にぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
詳細につきましては、寄居町観光協会のホームページをご覧ください。
アクセス
・電車 秩父鉄道 波久礼駅から徒歩約20分
・自動車 関越自動車道花園ICから約20分
問い合わせ
寄居町観光協会 048-581-3012
円良田湖釣り事務局 048-581-8511(午後5時まで受付)