地域を守る消防団 ~年末年始 火の用心~
今年も残すところわずかとなりました。猛暑日続きの長い夏が終わり、紅葉が始まったかと思うと、あっという間に、強い北風を感じ厳しい寒さがやってきた感じがします。
空気は乾燥し、暖房器具を使用する機会が増えたりすることで、火災発生のリスクが高まります。寄居町に限らず、この時季は火災に注意が必要です。
地域を守る消防団
消防団は市町村の非常備の消防機関であり、その構成員である消防団員は他の本業を持ちながら、権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員として、「自らの地域は自ら守る」という精神に基づき、消防防災活動を行っています。
寄居町には、町全域を7つの地域に分け各地域を担当する7つの分団で構成された「寄居町消防団」が設置されています。現在、寄居町消防団では、148人(令和6年12月1日現在)の団員が活動しています。
地域のリーダー
地域の防災組織のリーダーである消防団。火災などの発生時には現場に出動し、消防団と消防署が連携して地域の人々の安全を守るための活動などを行っています。
また、地域で発生した火災の消火活動のほか、地震・風水害などの各種災害対応や、火災予防の広報活動など、地域住民の生命・身体・財産を守る重要な役割を担い、地域の消防・防災のリーダーとして幅広い活動を行っています。
消防団員募集!
消防団員になるには・・・。 次の要件をすべて満たしている方です。
1.町内に居住または在勤している方
2.年齢が18歳以上の方
3.心身ともに健康な方
消防団の年間行事について
1月初旬 出初式…新春に行う仕事初めの行事
2月頃 火災予防活動…約1ヵ月間、各分団が交代で予防広報活動を実施
7月頃 新入団員研修…新入団員を対象とした、礼式や基本動作についての研修
8月上旬 水天宮祭警備…水天宮祭会場での警備活動を実施
10月下旬 消防特別点検…消防団員の資質向上のため、部隊行動、機械器具点検、消防ポンプ自動車操法を実施
12月下旬 歳末特別警戒…地域住民が安心して新年を迎えられるよう、年末に火
災予防活動を実施
女性消防サポーター
町では、平成24年から火災や大規模な自然災害等の発生時の対応に備えて、日ごろからその予防や減災に取り組む「寄居町女性消防サポーター」制度の普及に取り組んでいます。
女性消防サポーターは、家庭や地域の状況をよく知り、さまざまな活動等を通して情報交換の機会が多い女性という立場から、防災対策の分野において従来とは違った視点で災害への取り組みを検討し、防災意識の向上を図るために活動しています。
女性消防サポーター随時募集中!
仕事や家族など、守るべきものを持ちながら、地域の安全・安心を守るために率先して活動する消防団員の姿は、まさにヒーロー。年末の12月27日~29日には、消防車両による歳末特別警戒を行い「火の用心」を促していただいています。
年末年始、火の元には十分注意し、皆さん良いお年をお迎えください。
問い合わせ
寄居町自治防災課 048-581-2121