
秋の美でおもてなし
今年の秋は気温が高めのせいか、例年より紅葉が遅れているようですが、山々は少しずつ色づき始め、街路樹や庭の木々も赤や黄色に衣替えし始めました。
暑い夏が終わりを告げて秋の香りと共に色づく紅葉は、秋晴れの空によく映え何とも言えない切なさや美しさを感じさせます。

この時季、紅葉を楽しめるスポットとして雀宮公園があります。寄居町の中心市街地に位置し、荒川の清流沿いにある雀宮公園には、町内外から多くの方が訪れます。また、雀宮公園から玉淀河原に続く親水遊歩道で見る荒川は、太陽に照らされた水面がきらきらと輝き、雄大な景色が広がります。
玉淀は埼玉県指定の名勝で、かつては長瀞と並ぶほどの渓谷美に加えて、鮎漁と桜並木でも知られ、多くの観光客や文人墨客でにぎわいを見せていました。
周辺には「ふるさと文学碑歩道」があり、宮沢賢治などの文豪たちがこの地を訪れその美しさを言葉に残したことも知ることができます。

「毛虫焼く まひるの火立つ これやこの 秩父寄居の ましろきそらに」
「つくづくと 粋なもやうの博多帯 荒川ぎしの 片岩のいろ」
このほかにも、寄居を訪れた文人等の句碑や歌碑、詩碑が点在し、この地を訪れた時のその美しさを言葉に残したことも知ることができます。
文人たちに絶賛された景色は、今も息づいています。歴史や文学を堪能しながらの散策を楽しみに、ぜひお出かけください。優雅な時間を染まりゆく秋の美でおもてなしします。
今月のイベント
◆第47回 寄居町産業文化祭(11月11日(土)・12日(日))
◆雀宮公園ライトアップ(11月23日(木・祝)~26日(日))
ご応募ください
◆雀宮公園フォトコンテスト2023(11月18日(土)~12月4日(月))
◆寄居町シティプロモーション動画コンテスト(~12月15日(金))