まちづくりを足元から~歩いて気づく町の魅力~
道を歩くと必ずと言っていいほど目にするマンホール。普段は特に気に留めることなく通り過ぎてしまう何の変哲もない鉄の蓋ですが、気にしながら歩くと目を引くデザインのマンホールに出会うことがあります。
通常の鉄色のものとは異なり、色とりどりのその土地のシンボルがあしらわれたマンホールは、目にした人の印象に残り、まちのイメージや背景を膨らませます。
そういった意味で、マンホールは、デザイン次第でまちをPRする広告になり、まちの印象づけや、まちへの興味を持つことにつながるきっかけを創出することができると言えます。現在、全国各地に魅力的なカラーマンホールが設置されていますが、寄居町においても他に引けを取らないデザインのカラーマンホールが設置されています。
寄居町を訪れたことがある方は、「自然豊かな町」といったイメージを持っている方が多いかと思います。寄居町のカラーマンホールは、豊かな自然を持つ町のシンボルとして、「町の花」カタクリ、「町の木」ヤマザクラ、「町の鳥」キジ、そして荒川の清流があしらわれたデザインとなっており、町の豊かな自然が表現され、1993年に設置されました。
町の花「カタクリ」
町の木「ヤマザクラ」
町の鳥「キジ」
このマンホールは、寄居町の姉妹都市である、東京都八王子市、神奈川県小田原市との交流の一環として交換されました。交換されたマンホールは、寄居町の県指定名称・玉淀河原付近に設置され、奥ゆかしいデザインが道に彩りを添えています。
(寄居町の姉妹都市についての紹介はコチラ↓↓
『北条のゆかりから都市交流へ』https://note.com/chukatsu_yorii/n/n4b8469230c25 )
また、寄居町には、他にも2種類のカラーマンホールがあります。
荒川の青を基調としたものと、雀宮公園の紅葉をイメージしたクリーム色の2種類が設置されています。デザインしたのは、寄居城北高校の美術部の生徒たちです。地元の高校生がデザインしたカラーマンホールは、かわいらしく、未来への期待を持ったデザインのように感じます。このカラーマンホールは、玉淀駅南にある東屋から雀宮公園、玉淀河原入口の西側の東屋に至るまで33か所配置されています。
寄居町中心市街地活性化推進室では、平成30年度から「寄居町中心市街地活性化基本計画」に基づき、「歩きたくなる・歩いてお得なまち」の実現に向けて、ハード、ソフトの両面から整備を行い、中心市街地の活性化を目指した事業を実施しています。
工事が順調に進み、寄居駅南口の変化を感じるようになりました。
※拠点施設・広場整備イメージ
今後、寄居駅南口には、駅前拠点施設と広場が建設される予定になっています。駅前拠点施設には、観光案内や移住相談、特産品販売、休憩スペースが設置される予定で、地域住民や来訪者をおもてなしする施設になるとともに、観光の拠点として、市街地を中心に寄居町内への回遊を促し、町内の魅力を感じてもらうきっかけとなる仕掛けを作ることが重要となってきます。
その中で、カラーマンホールは、まち歩きを楽しんでもらうためのひとつのツールにもなると考えています。
この施設と広場は令和5年度の春にオープン予定となっています。
より多くの方に、「行ってみたい!」と思ってもらい、実際に来訪して楽しんでもらうことで、寄居町の魅力を感じてもらえるよう、準備を行っていきますので、今後とも町の変化にご注目ください。
【カラーマンホールについてのお問合せ】
上下水道課下水道工務班 048-581-2121(内線265)