限定14枚!使用済みマンホールふたの販売
私たちの生活を支えているものの中には、普段目にすることがなくても非常に重要な役割を果たすものがたくさんあります。下水道もその一つで、寄居町では市街地地区や男衾地区を中心に約76kmもの管路が地中に埋設されています。
その下水道の曲がり点や合流部分などに設けられるのがマンホールです。マンホールの中に入ったことのある方はなかなかいないと思いますが、実はマンホールの大きさや深さはそれぞれ異なります。しかし、普段私たちの目に見えるのは地上にあるマンホールふたのみで、地下にぽっかり空いた空間の入り口をふさぐ、いわば「橋」の役目を果たし、自動車やトラックの交通荷重や風雨に耐え、私たちの生活を守ってくれています。
「足元の芸術」としての関心の高まり
近年、そのマンホールふたへの関心が高まっています。設置者それぞれが、地域の特徴や名産品、キャラクターなど、趣向を凝らしたこだわりのマンホールふたのデザインを採用しています。ファンのあいだでは「足元の芸術」と呼ばれているそうで、マンホールふたを紹介するSNSやWebサイトなどもあり、ひそかに、しかし熱く盛り上がっています。
寄居町の公共下水道用マンホールふたには、町の花「カタクリ」、町の木「ヤマザクラ」、町の鳥「キジ」がデザインされています。
通常のモデルは黒っぽい色をしていますが、寄居駅南口などでは美しく彩色されたカラーマンホールふたもあります。また、寄居城北高校の生徒たちがデザインしたマンホールふたや、姉妹都市である小田原市、八王子市のマンホールふたも設置されており、訪れる方を楽しませています。
しかし、いくら鋳鉄製で非常に強固なものとはいえ、耐用年数の経過や、外力などによる劣化は避けられず、町では安全のため、マンホールふたを定期的に交換しています。役目を終え不要となったマンホールふたはこれまで処分されていました。しかしながら、近年のマンホールふたの人気の高まりと、下水道をより身近に感じていただくため、町では一般向けに使用済みマンホールふたの販売を行っています。
2021年に続き2回目となる今回は、14枚のふたを販売します。申込書の提出が2月29日(木)必着となっていますので、興味のある方はぜひ町公式ホームページをご覧になり、申請書等をダウンロードしたうえで、お申し込みください。
通行者の安全を支えたマンホールふたは、傷やサビ、汚れなどにより、1枚1枚表情が異なります。鋳鉄製でずっしりと重く、その重厚感は日常生活ではなかなか味わえないものです。
この機会に、一点物のマンホールふたを手にしてみてはいかがでしょうか。
また、寄居町ではマンホールカードを作製しており、寄居駅南口駅前拠点Yottecoで配布しています。さらに、Yottecoではマンホールグッズを販売しており、寄居町のマンホールふたをリアルに再現したミニマンホールふたや、マンホールストラップなども販売しています。マンホール巡りの旅の思い出に、ぜひYottecoへお寄りください。
マンホールふた、マンホールカードについて
問い合わせ 上下水道課下水道工務班
電話 048-581-2121(内線265・268)
マンホールグッズについて
問い合わせ 寄居駅南口駅前拠点Yotteco
電話 048-580-7307