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埼玉県寄居町中心市街地活性化の取り組みについて -ハード・ソフト事業とコミュニティ活動の両立で市街地を再生-

寄居町では、『中心市街地活性化基本計画』が平成30年3月に国から認定を受け、中心市街地活性化の取り組みを開始し、3年が経過しました。この取り組みでは、寄居駅南口の中心市街地を町全体の活力創造と広域交通・観光の拠点とすべく、官民協働で様々なハード・ソフト事業やコミュニティ活動を進めています。町にとって半世紀にわたる懸案事項であった寄居駅南口の整備事業がいよいよ動き出し、目に見えて町の変化を感じていただけるようになりました。
ハード事業は、寄居駅南口へのアクセスルートである「都市計画道路中央通り線整備事業」や市街地の玄関口となる「寄居駅南口駅前広場整備事業」などを中心に、令和2年10月に着手しました。
また、埼玉県との共同事業である「川の国埼玉はつらつプロジェクト」では、玉淀河原周辺の遊歩道や七代目松本幸四郎別邸跡地である雀宮公園の整備、さらには、雀宮公園と玉淀河原を結ぶ「玉淀親水遊歩道」が完成し、多くの方に寄居独自の文化と川沿いの素晴らしい風景を楽しんでいただいております。

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ソフト事業では、まちづくりの中枢である株式会社まちづくり寄居や寄居町商工会が中心となって進める空き店舗活用事業、街バルや街ゼミ等、市街地の魅力を向上させる取り組みを行っていきます。特に空き店舗活用事業では、創業のお試し機会としてのマルシェや創業に向けた具体的なノウハウを学ぶ創業塾などを実施しているほか、商工会内で「稼ぐ力創出応援チーム」が組織され、中小企業診断士、建築家などの専門家に加え町内の4金融機関が連携し、創業に向けた手厚い支援を行っています。
また、これらの事業に加え、若者たちによる「寄居若者会議」、ママのつながりをつくる「YORIMaMaプロジェクト」、多世代の交流を生む「寄居町100人カイギ」、関係人口創出を目指す「LAYERS HOOP YORII」など、これまでになかった多くのコミュニティが生まれています。

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昨年度は、今後、寄居駅前に整備予定の2つの広場が完成した際に、その場所で何が変わるのか、何ができるのかを知るために、暫定的な「つくる前につかう」広場として、民間主導により設置された「GOOD PARK」で実証実験を実施し、今年度はその第2弾として、市街地の公共空地(旧消防署跡地)に場所を移し、オープンしたところです。
町では、『中心市街地活性化事業』を通じ、ハード面はもちろん、多くの方々の参画をいただきながらソフト事業も充実させ、市街地から町全体への賑わい創出につなげ、総合的なまちづくりに取り組んでまいります。

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問い合わせ 寄居町中心市街地活性化推進室(電話048-581-2121)

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