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戦国の合戦を再現~城の歴史と祭り~

埼玉県北部に位置する「寄居町」。都市部から1時間程の立地にもかかわらず、自然豊かな町です。関東平野の始まりとなる扇状地の起点に位置し、古くから交通の要衝として多くの人が行き交うこの町には、かつて戦国時代に北条氏邦によって整備、拡張された「鉢形城」の城跡があり、また、歴史資料館が隣接するなど、歴史を感じられる町として、歴史好きの方が数多く訪れます。

寄居町は、この戦国時代を舞台にした、町を代表する伝統の祭り「寄居北條まつり」を例年5月第2週目の日曜日に開催しています。この祭りには、メディアに取り上げられるなど、注目を集めており、多くの来訪者で賑わいます。

北條まつりでは、1540年代、小田原を本拠に関東を支配した戦国大名である北条氏の北条氏邦が居城とした「鉢形城」を舞台として、実際に繰り広げられた合戦が荒川の玉淀河原で再現されます。

合戦は、北条軍と豊臣軍の戦いを再現したもので、当日は、約500人が当時の武者姿で登場し、市街地をパレードした後、両軍に分かれて玉淀河原で戦います。鉢形城が建てられた、玉淀の断崖絶壁を背景に繰り広げられる合戦は、迫力満点で見ごたえがあります。

鉢形城跡から見た荒川

毎年この時季には、北條まつりの開催が楽しみになりますが、今年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期になり、開催は10月を見込んでいます。去年、一昨年は中止となったため、開催を待ち望んでいた方も多かったかと思います。3年ぶりに開催される、町をあげた祭りに訪れていただき、町の歴史や伝統を感じてもらえたらと思います。
 
町の公式YouTubeチャンネルに北條まつりの動画を掲載していますので、気になる方、待ちきれない方はぜひご覧ください。

第58回 https://www.youtube.com/watch?v=qE5GoQhhxoc
第57回 
https://www.youtube.com/watch?v=e0_MoUHNSKs
 
お祭り当日は、合戦だけではなく、物産展や多くのご当地グルメの出店がありますので、歴史だけでなくグルメにもおすすめの祭りです。

寄居町の市街地では、「歩きたくなる、歩いてお得なまち」を目指しています。北條まつりの会場となる、玉淀河原へは、東武東上線、秩父鉄道、JR八高線の寄居駅、東武東上線の玉淀駅から歩いて10分ほどです。


駅を降りて町の風景と雰囲気を味わいながら歩いてみるのもおすすめです。駅からほど近くに河原が広がっている風景と、整備された遊歩道は気持ちよく散策でき、また、周辺の飲食店などでは、寄居ならではの味に出会うことができるので、祭りが開催されていないときでも楽しめます。
今後とも、町を訪れた方に楽しんでいただけるような「まち」を目指して事業に取り組んでいきます。


【北條まつりに関するお問い合わせはコチラ】
寄居町商工観光課 048-581-2121