観光地に出かけると、案内所に並んでいるたくさんの観光ガイドブック。観光客は、ガイドブックを片手にお目当ての観光地に向かいます。

自治体や観光協会などから発行されている観光ガイドブックは、さまざまな趣向を凝らし、その様相も多種多様です。おしゃれな表紙や凝った仕掛けを施したものも多く、見ているだけでワクワクします。

とはいえ、たくさんのパンフレットを持っていっても、パラパラとめくってそのままになってしまう、といったことも多いのではないでしょうか。紙のパンフレットは、バッグに入れるには大きくて、かさばってしまうことも多々あります。

パンフレットがデジタル化したらどうでしょう。日頃から持ち歩くスマートフォンから観光情報が手に入るとしたら、行きたい場所がマップに表示されるとしたら、そこまでのルートを案内してくれるとしたら…。知らない土地を歩くことも、難しそうな史跡をめぐることもできそうです。

寄居町の観光アプリが登場します！

寄居町では、観光アプリ「風雲Ｙｏｔｔｅ　ＧＯ！（ヨッテゴー）　謎解き寄居町　～鉢形城攻防戦～」（Ｙｏｔｔｅ　ＧＯ！）を３月１５日（予定）から配信します。Ｙｏｔｔｅ　ＧＯ！はＡＲ・ＶＲ等の最新のデジタル技術を活用した、町内周遊促進のためのアプリです。

※掲載の画像はアプリ開発中のものです。

ARとは？

ＡＲとは「Ａｕｇｍｅｎｔｅｄ　Ｒｅａｌｉｔｙ（アグメンティッド・リアリティ）」の略で、現実世界を立体的に読み取り、仮想的に拡張する技術のことです。例えばスマートフォンをかざすとキャラクターが現れたり、ＧＰＳ機能を利用して指定の場所に行くと、画面上に宝箱が出現したりするなど現実を拡張してコンテンツを楽しむことができます。

VRとは？

ＶＲとは「Ｖｉｒｔｕａｌ　Ｒｅａｌｉｔｙ（バーチャル・リアリティ）」の略で、ＶＲヘッドセットやＶＲゴーグルのデバイスを装着することで、視界の３６０度が覆われ、限りなく現実に近い世界に没入する感覚が得られます。

Ｙｏｔｔｅ　ＧＯ！ は、AR・VRをフル活用したエンターテイメント性の高い観光アプリとなっています。マップ機能はもちろんのこと、寄居町を周遊することでさまざまな遊び方ができます。

周遊宝探し

アプリに表示される謎を解き、現地を探索することで、ポイントが獲得できます。正解の場所ではＡＲで宝箱が出現し、楽しく市街地や鉢形城跡を周遊できます。

戦国武将AR出現

小田原城攻防戦に参加した武将がＡＲで出現し、一緒に記念撮影ができます。鉢形城主・北条氏邦は３Dで出現します。

籠城戦ゲーム

次から次へと出現する敵兵をタップして倒します。成績がスコア化され、ランクアップを目指し、鉢形城跡の各地点で戦います。

鉢形城復元CG

鉢形城歴史館の鉢形城地形模型に設置したマーカーをアプリで認識すると、天正１８年の鉢形城攻防戦の様子や復元ＣＧ３６０度画像を見ることができます。また、ＶＲゴーグルを装着することで、鉢形城の防御施設である馬出や堀などをフルＣＧ３６０度画像で再現し、体験することができます。

インバウンド対応も

2023年の訪日外客数は、年間で2,500万人を突破するなど、新型コロナウイルスの感染拡大前の８割近くの水準まで回復しました。インバウンド対応として観光アプリでの多言語化が効果的といわれています。

（出典）日本政府観光局（ＪＮＴＯ）「訪日外客統計」

鉢形城歴史館グラフィック音声化・多言語化

鉢形城歴史館常設展示室内の各説明文を日・英・中（北京語）・韓の４言語による音声・テキスト解説を提供します。

これまでの観光案内は観光ガイドブックなどの紙によるＰＲが中心で、その多くが観光地の紹介に留まっていました。その点、Ｙｏｔｔｅ　ＧＯ！は、寄居町で楽しく遊べる観光コンテンツを目指しました。謎を解いて宝を探し、鉢形城公園では敵兵を倒すなど、さまざまなコンテンツを楽しみながら、町内を観光できるエンターテイメント性の高い観光アプリとなっています。

今回ご紹介したアプリの内容は、機能のほんの一部です。ぜひダウンロードしていただき、コンテンツを楽しみながら寄居町を散策してみてください。

問い合わせ

生涯学習課またはプロモーション戦略課
ＴＥＬ０４８－５８１－２１２１

町公式ホームページ
3月15日配信開始！　観光アプリ「風雲Yotte GO! 謎解き寄居町 ～鉢形城攻防戦～」