官学連携 東京電機大学大学院「まちデザインプロジェクト2024」
町では、民間団体などと協力し、中心市街地の更なる発展を目指し、様々な事業を行っています。今回、東京電機大学大学院と協力して「まちデザインプロジェクト」を行いました。まちデザインプロジェクトとは、東京電機大学大学院建築学専攻スタジオコース学生たちが地域の課題や現状を分析し、地域住民へのヒアリングを行い、課題解決に至る建築デザインを提案します。学生たちは 9 月下旬から7 つのグループに分かれ、 寄居駅を中心にフィールドワークを行い、調査結果をもとに、自由な発想で誰もが住みたくなる寄居町の未来像を構想。精巧な模型を用いて、11月28日に寄居町商工会SPARKで発表を行いました。
A班
寄居町中央公民館を中心に、寄居駅北口周辺の公共施設を一つに統合。子どもが遊ぶ広場や託児所など子育て世代が生活しやすい施設にリノベーション。
B班
寄居駅の利用者に着目し、駅を利用する学生が通学しやすいよう北口を改修。大型バスが停められるように整備し、利用者の利便性を向上。
C 班
南口にある跡地を活用したアウトドア体験型施設を構想。寄居のまちなみを取り入れた倉庫をイメージし、立体的な空間を演出。
D 班
寄居の食に着目し、農産物の地産地消を目的に食卓をイメージした集会施設。平日は起業や町おこしに係る人が集まり、土日は食を楽しむイベントを開催。
E 班
地域での消費を目指した食品倉庫。生活・調査・観光拠点としての機能も内包し、Yotteco と YORIBA をつなげて、三位一体で賑わいの創出を図る。
F 班
空き家と駐車場を活用し、銭湯を拠点に食事処など施設を分散。南口駅前のまちなみを生かして歩きたくなるルートを設計。
G 班
寄居駅周辺の公共施設と商業施設を一カ所に引っ越しさせた複合施設。一カ所で町のすべての機能を担い、新たな町の顔となる施設を提案。
学生たちの新しい視点から捉えた、誰もが住みたくなる町の未来像は、どれも興味深く、聞き入ってしまうものばかり。長く寄居町に住んでいると当たり前に思ってしまっている公共施設の在り方や既存の空き家の活用方法について、学生ならではの自由で柔軟な発想に基づいたアイディアが新たなまちづくりについてのヒントを与えてくれました。町長をはじめとする参加者は学生たちの案に質問し、まちづくりについて活発に話し合われました。
このような学生の取り組みは、関係人口を増やすばかりではなく、従来のまちづくりの在り方に変化をもたらします。より多くの方からまちづくりについての意見を聞き取り、Yottecoをはじめとする中心市街地の魅力向上に努め、産官学が連携•協力してまちなかの賑わい創出や回遊促進を加速させ、中心市街地から町全体への活性化につながるよう事業•施策を取り組んでまいります。
今回の取り組みは埼玉新聞にも掲載されていますので、こちらもあわせてご覧ください。
【問い合わせ】プロモーション戦略課
電話番号048-581-2121(内線431)