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寄居町で鐘撞堂山ハイキング

都心から電車で90分、アクセスが良く水環境と自然が豊かな寄居町には、様々な魅力であふれています。その魅力の一つとして、一年を通じて楽しむことができる「ハイキング」があります。町内には様々なハイキングコースがありますが、その中でも人気の高い「鐘撞堂山(かねつきどうやま)」のハイキングコースをご紹介します。

鐘撞堂山

鐘撞堂山は、寄居町、深谷市、美里町の分岐点にあり、戦国時代には「鉢形城」の見張り場として、「事」あるときには鐘をついて合図していたことからこの名がついたといわれています。標高は330mほどあり、山頂の展望台からは、寄居町のまち並みや関東平野を一望することができます。また、地元では、登山を毎日の日課にしている方もいるほど、地域に愛されている山でもあります。ハイキング道も多彩で、自身の体力に合わせてルートを選ぶことができます。

ハイキングコースのご紹介

円良田コース
(寄居駅→大正池→鐘撞堂山→少林寺→円良田湖→波久礼駅)

寄居駅北口を出発し、指導標に沿って国道140号線を横断し、住宅地を歩きます。道なりに進むと右手に大正池があり、そこでトイレを済ませます。大正池を過ぎ、登山道を進むと、山道にさしかかってきますので、ベンチがある分岐を右に進み、道なりに進むと、長い階段が見えてきます。そこを登り切れば鐘撞堂山の山頂です。
山頂から円良田湖方面へ歩くと少林寺があります。途中の五百羅漢や千体荒神は見どころの一つです。また、円良田湖では、ヘラブナやワカサギ釣りを楽しむことができます。最後は、秩父鉄道の波久礼駅でゴールとなります。

高根山コース
(寄居駅→高根山→鐘撞堂山)
寄居駅北口を進み、円良田湖コースとは反対に町の北西側へ進みます。国道140号線を横断し、住宅街に入り、指導標に沿って進みます。アパートの裏側の上り口からは急な上り坂と細い道となっていますので、ロープ伝いに登り、足元にスリップしないよう進みましょう。急な登阪を登ったら山道を歩き、高根山の頂上を経て鐘撞堂山までたどり着くことができます。

八幡山コース
(玉淀駅、桜沢駅→八幡大神社→八幡山→鐘撞堂山)

東武東上線「玉淀駅」または秩父鉄道「桜沢駅」を出発し、約10分から15分程で八幡大神社に着きます。八幡山のふもとにある八幡大神社は多くの方が参拝に訪れており、付近にはトイレもあります。神社の裏道を行くと、ここからは急な上り坂になりますので、トレッキングポールや木々をつたいながら、足元に十分注意して登っていただければと思います。すでに息切れの状態になりますが、急な坂を登り切ったあとは、アップダウンの山道を進み、頂上までの長い階段を登りきれば山頂に付きます。

用土コース
(用土グラウンド西→鐘撞堂山)
用土グラウンドの西側から上り、なだらかな山の尾根伝いを進むと鐘撞堂山へ到着します。用土グラウンドは車でのアクセスもおすすめです。

寄居町ハイキングガイドを配布中

町では、様々なハイキングコースをまとめた冊子「寄居町ハイキングガイド」を発行しています。コースの所要時間や観光スポットなども掲載しており、携帯しやすいサイズで、見やすいデザインとなっています。ハイキングガイドは、寄居町役場や寄居駅南口駅前拠点施設Yotteco等で配布しています。

熱中症とハチに注意!

ハイキングの際に潜む危険性「熱中症」。長時間動き続けるため、体温が上がりやすく、水分が不足しやすくなります。また、体力も使うため、不調につながりやすくもなります。そのため、水分補給をしっかり行い、日陰で適度な休憩とるなど、熱中症の対策を意識することが大切です。
そして、もう一つの危険性は「ハチ」です。登山では様々な生物に会うことがありますが、ハチは、この夏から秋にかけて最も活動が活発になり、攻撃性が増すといわれています。ハチによる被害のニュースも放送されており、厚生労働省によると毎年ハチに刺され死亡する事例が発生しているとの報告があります。

ハチは、黒い色に対して敵意を持ち、攻撃する習性があるといわれています。そのため、黒いウェアはもちろん、黒いリュックサックなども危険なので避けるべきです。刺されたときの被害を軽減するために、長袖の着用や、タオルを首に巻く、帽子も深くかぶるなど、夏の暑さで涼しい格好をしたくなるところですが、徹底的な対策が必要です。他には、においにおいても敏感で、ヘアスプレーや香水はハチを刺激するといわれていますので、使わないほうが安全です。ハチは不審な生物が近づいたとき、針から警戒フェロモンを出します。ヘアスプレーや香水は、この警戒フェロモンに似た成分を含んだものもあるため、警戒フェロモンがする相手は敵だと認識され、攻撃の対象となる可能性があります。また、ハチがすぐ近くを飛び回ったり、体に止まったりした場合は「木化け」といわれる方法を試すのがいいでしょう。木化けとは、木になったつもりで体の動きを止め、ハチが遠ざかるのを待つ方法です。敵意がないと分かれば、ハチは離れていきます。なお、万が一、ハチに刺されてしまった場合は、決してハチを刺激せずにその場でしゃがみ、静かに離れ、爪などで傷口周辺を圧迫しながら毒液をしぼり出し、流水でよく洗い流すなど、適切な処置が必要となってきます。

蜂に刺されたら! 引用:埼玉県水環境課より
https://www.pref.saitama.lg.jp/documents/4719/hachi_ni_sasaretara.pdf

現在、鐘撞堂山へ向かうコース上でも、ハチの巣や樹液を求めて木々に集まってきたハチがいるなどの報告がありますので、ハイキングをする際は十分注意してください。

他にもハチだけでなく、様々な動植物の危険性がありますので、十分な対策が必要となります。鐘撞堂山は低山だからといって油断は禁物です。、他の利用者や自然環境に配慮した行動はもちろん、安心安全な登山のために、ご自身の体力と技術にあった登山計画を立て、自身の身をしっかり守るための安全対策をしっかり行い、この時季のハイキングをお楽しみください。

問い合わせ

寄居町プロモーション戦略課 048-581-2121