実証実験のまちづくり~紅葉PRと和菓子~
「まちづくり」にはさまざまな形があり、全国各地で地域資源を生かした取組が行われています。寄居町においても、これまで寄居まちづくりNOTEで紹介してきたように、さまざまな形を通して、地域の魅力向上や課題解決が図られています。今回は、「紅葉の名所のPR」と「地域ブランド創出による魅力向上」を目的に、今後の活性化を見据えた「実証実験」を兼ねた「まちづくり」を紹介します。
今回紹介する「取組」は、寄居町の中心市街地にある紅葉の名所、「雀宮公園」において、「どら焼き」を販売するというものです。
「それがまちづくり?」と一瞬耳を疑ってしまうこの取組。もちろん理由があります。
雀宮公園は、歌舞伎の名優「七代目松本幸四郎」の別邸跡地として愛された歴史があり、当時に風情を残す情緒のある公園です。現在は整備により、住民の憩いの場となり、また、紅葉シーズンには、風情ある景観と、迫力ある紅葉が楽しめるとあって、隠れた紅葉の名所となっています。
なぜどら焼きかというと、どら焼きは、歌舞伎を観覧しながら静かに食べることができることから歌舞伎と密接なつながりがあると言われています。
今回の取組は、まちなかの老舗和菓子屋さんと、まちづくり会社の協働により、「雀宮公園」と「どら焼き」を「歌舞伎」で結び付け、町の魅力をPRするとともに、来年度の春に寄居駅南口駅前の拠点施設「Yotteco」や広場「YORIBA」をはじめとした施設の供用開始後に賑わい創出を目指していく中で、こういった商品がどれだけの来訪者に手に取ってもらえるか、また、話題をつくり、魅力を向上させる効果が得られるか、といった点を検証する「実証実験」になります。
こうした取組によって、住民や来訪者のニーズを検証し、その結果を今後のまちづくりに反映させることは、より効果的な事業展開を図るうえで、非常に重要なものと捉えています。実証実験は必ず検証しなければ意味がありません。今回の取組を総合的に検証し、次のステップへつなげていきたいと考えています。
今回の取組の実施主体である、「まちづくり寄居」とは、町、商工会、金融機関、民間会社の出資で設立された、まちづくり会社です。
民間のノウハウを生かし、町や事業者等と連携し、これまでに、SNSやタブロイド紙を用いた町の魅力発信や売上をまちづくりに還元する自動販売機の設置など、さまざまなまちづくり事業を展開しており、今後の活躍が期待されています。
こうした、まちづくりを牽引する事業者や団体と、連携し、事業を展開することで、より多くの参画者を募り、関係人口、交流人口を生み出し、来訪者の増加と、魅力の向上を促進することによって、町全体の活性化につなげていきたいと考えています。今後の事業展開にご期待ください。
(株)まちづくり寄居
【Instagram】
https://www.instagram.com/machi_zukuri_yorii/
【Facebook】
【 雀宮公園でのどら焼き販売について 】
【販売日】 11月23日(祝日) 完売しました。
11月26日(土曜)
27日(日曜)
12月 3日(土曜)
4日(日曜)
【時 間】
午前10時から午後3時30分まで
※売切次第終了。
【場 所】 雀宮公園
【どら焼き販売に関するお問い合わせ】
株式会社まちづくり寄居
048ー580-7880